FXT VIPER 5.8GHz Diversity HD FPV Goggles サクッとレビュー！⑤【実際の見え方編】

FXT VIPER 5.8GHz Diversity HD FPV Goggles サクッとレビュー！④【実フライト編】の続きです。

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一応前回のレビュー記事で一区切り…とお話していたのですが、”ちょっと全然そんなんじゃ納得いかねーんだよ”と言う物言いが入りましたので、今回は補足記事としてPart⑤行ってみたいと思います♪

先ずリクエスト頂いた内容について。
皆様も気になるであろう『二眼式と単眼式でゴーグルの見え方って実際どう違うの？』という部分。（ワタクシも今回試すまで気になっておりました）
コレについて、ワタクシも皆様にどう御説明すれば良いのか？どういった方法でレビュー記事で表現すれば良いのか？非常に悩みました。装着感については、ワタクシの主観では御座いますが実際に装着した時に感じたままに『フィット感がとても良い。』『二眼式より圧迫感が無い。』という事はお話させて頂きました。
二眼式と単眼式の違い、正直なところコレは文章や映像等で説明するのが難しく実際に両方を装着した事が無いとワカラナイ部分が多いと思うのですが、今回は可能な限り皆様の御判断の参考になる様に、その比較に役立ちそうな情報を掲載させて頂きます。

今回のレビューに使用したFXT VIPER Gogglesは今迄の所謂”海女さんゴーグル”と呼ばれている単眼式とは形式が異なり、モニター映像をレンズを通して見るのでは無く、モニター映像を鏡に反射させてレンズを通さずに見る方式になっておりますので、もしかしたら他の単眼式とは異なる感想となってしまうかも知れない事を予め御留意下さい。（ワタクシ、他に単眼式ゴーグルを持っていないので比較対象が他にありません）

先ず、装着感についてもう少し具体的に御説明させて頂きます。
以下に挙げる画像はワタクシが普段使用している二眼式のゴーグルです。



どれも共通して実際に装着した際に顔と触れているのは、この周囲をグルっと一周している外枠のクッション部分である”フェイスパッド”と言う部分。装着時には隙間があると外からの光漏れが起きたり装着位置がズレたりしてしまう為、ある程度ゴム（ヘッド）バンドできつく締めた圧力は全てこのフェイスパッド部分に掛かって来ます。それ程キツイ感じではなくても、目の周辺という事もアリ構造的に若干の圧迫感を感じるのは仕方の無い事なのでしょう。

そしてコチラがFXT VIPER Gogglesの装着部分。

装着時に体に接する部分はモニター周りのフェイスパッド（コレは柔らかいゴムで出来たタイプ）の他にも、額から頭に掛けての接点部分が柔らかいクッション素材となっており、圧力が一カ所に集中しない構造となっております。

と言うかそもそも、フェイスパッド部分の役割は『外からの光漏れを防ぐ為だけにある』と思われ、ゴーグルの固定自体は額部分のクッション部がその役割を果たしております。（実際、フェイスパッドを外してもゴーグルの装着に問題ありません）

その為、眼鏡を掛けたままの装着も無理なく出来ますし、顔への圧迫感も二眼式のソレとは比べ物にならない位負担が少なくなっているのです。（恐らく単眼式の中でもコレは特殊であり最大の特徴でもあります）

装着感についての物理的根拠の御説明については一応こんな感じという事でお収め下さい。

次は問題の単眼式ゴーグルと二眼式ゴーグルの見え方の違いについて。
先ずは其々がどういった構造/特徴のゴーグルかという事の御説明をさせて頂きます。

単眼式について。（この呼び方が正しいのかどうか？ワタクシにはワカリマセン）
FXT VIPER Gogglesはちょっと特殊（鏡に画面を反射させる）な単眼式ではありますが、基本的に単眼式と呼ばれている物は一つの画面を両眼で見る構造となっており、その構造から映像が二重に見えたりブレたり等と言う事が起き難い方式と言われております。

一つの大きなディスプレイを搭載する事により、画面が大きく見えるとかクッキリハッキリ見えると言ったメリットも謳われておりましたが、最近の二眼式（複眼式とも呼ばれる）もその辺は改良が進み大きな差は無い物と考えて宜しいと思います。価格も単純構造な単眼式の方が安いのでコスパは良いですね。逆に単眼式のデメリットとしては、その構造上本体が大きくなり携帯性が犠牲になるという部分。それだけだと思います。

そして二眼式（複眼式）ゴーグルについて。
コチラは内部に二つのモニターを搭載しており、左右其々の目で違うモニターに映し出された同じ映像（3Dの場合は別々）を同時に見る事で、脳内で一つの映像として認識される方式のゴーグルです。

この方式では画面から眼球への距離を狭める事が出来、その結果本体の大きさをコンパクトに軽く、見た目もスタイリッシュに出来るというのが最大のメリットです。その代わり、デメリットとしては眼鏡を掛けたまま装着が出来ないとか人によっては映像が二重に見えてしまうとかピントを合わせ辛い等といった事が起きてしまうのも事実。（ワタクシは裸眼で視力2.0、何でもクッキリハッキリ見える体質なので問題が起きた事はありません。裸眼3Dもヘッチャラです）
更にその複雑な構造から値段も高額になってしまいますし、初期物で見え方や機能に不具合が発生する事も多いです。

この二つの方式の映像を比較して見た場合、今回はドチラも画面の綺麗さ大きさに定評のある物（今回はFXT VIPER GogglesとSKY03）を例に比較してしまえば、画面の綺麗さや精細さについて、その何方もほぼ同じ様に見えると言うのがワタクシの正直な感想なのです。
二つのモニターをそれぞれカメラで撮影してみたので御覧下さい。

コチラがSKY03。

FPVフライトをする際、実際にワタクシの目にはこう見えてます。

そしてコチラがFXT VIPER Goggles。

構造上レンズを通していない分、カメラの撮影画像としては若干綺麗な様にも見えますが、実際のFPV中にワタクシの目に見える映像ではそこまでの差は感じません。

この画像を見て頂いた通り映像の見た目での違いは殆ど出ないという旨、レビュー記事上での御説明が不足し御覧頂いた方に上手く伝えられなかった事をお詫び申し上げます。

あと、単眼式と二眼式の構造の違いから脳や目に与える負担は二眼式の方が多い為、二眼式の連続の使用は単眼式と比べて疲れ易いです。二つの映像（モニター映像）を脳内で一つに合成して認識しているので、3D映像を長時間見ると疲れるのと同じ現象が起きるのでしょうね。

以上が、今回のレビューでワタクシが皆様にお伝え出来る情報の全てです。
もっと御覧下さっている方に伝わり易い、何か良いレビュー方法等が御座いましたら御提案頂ければ幸いです♪

最後まで御覧頂き誠に有難う御座いました。
今後も機会が御座いましたら、色々なゴーグル新製品をレビューさせて頂ければと思います！


よろしくどうぞ～

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