3インチペラの燃費比較レポート【2葉3葉4葉】
ワタクシはドローンの趣味を始めてまだ数年のヒヨッ子・ドローン沼住人です。
ドローンを始めるまでは、飛行機やヘリ等の空物どころか普通のラジコンカーでさえ、ラジコンと言う物にまともに触った事がありませんでした。
以前からラジコンを趣味にされて来られた諸先輩方はラジコンについての知識も豊富で、何も知らないワタクシの質問に的確な回答&助言を下さり、いつも助けて頂いております。(本当に毎度感謝感謝でゴザイマス♪)
そんなヘナチョコペーペーのワタクシなんかがこんな記事を書くのは痴がましいと思うのですが・・・
ワタクシには理論なんてモノは何もわからず、実際に試してみてその結果をお知らせする事くらいしか表現が出来ないので、今回は比較用のパーツを揃え一つずつ試してみる事に致しました。

表題にも書いた通り、同サイズ(3インチ)の各種プロペラ燃費比較実験です。
今回何故この実験を行ったのか?と申しますと・・・先日パーツが届いた際にも書いた通り、以前より先輩の方から『理論的には同じピッチ&径のプロペラの場合、羽の枚数は少ない方が効率が良い。その為ドローンの場合は最少で2葉のプロペラが一番効率が良い。』とアドバイスを頂いていたのですが、自分の今までの経験から『ケースバイケースなのでは?』と言う疑念が少なからずあったのです。。。
経験値の少ないワタクシが、そんな少ない経験の中から得てきた実感としては”モーターの回転数・トルク・機体の重量・機体の大きさ・動作電圧・使用バッテリー・プロペラの大きさ・フレーム形状により制限されるプロペラの最大径・プロペラのピッチ・プロペラの羽根の枚数・プロペラの重さや形状・飛行の目的(只速くとか滞空時間を長くとか)”等が複雑に絡み合って、最適なプロペラは変わってくるのではないか?と思っていたのですが、理論的に説明出来る程の裏付けもなく確信が持てませんでした。
そこで取り敢えず、数値的に違いがわかり易く出る検証方法として”同じ機体/同じバッテリーを使い、定点ホバリングの飛行時間を計測してみる”事に致しました。
以前、各種バッテリーの比較テストを行った時と同じ方法です。
今回のテストに使用したのは最近お気に入りのこの機体。
『Helifar Turtles 135』

スタイリッシュなフォルムとバランスの取れたパーツ構成で、今ワタクシ一押しの3インチマイクロブラシレス機です♪
搭載されたモーターは1306-3100KV。とてもスムースに回りノイズも少なくシュルシュルと飛びます。
実験に使用するのは、あのイワクツキの3Sバッテリーw
『ZOP Power 11.1V 550mAh 80C 3S』

購入当時、スペック通りの性能を発揮せず世界中の購入者からバッシングを受け、通称『ゴミバッテリー』(そのままw)と呼ばれたアイツです。フライト時の電圧低下が激しく、放電率(C値)表記はウソだろ!?!?と購入者の期待を裏切り泣かせまくった?燃費の悪い機体ではマトモに飛ぶ事もままならないバッテリーです。
今回、何でワザワザこんなに性能の悪いバッテリーを実験に使用するのか?と申しますと、実験で使用する機体の『Helifar Turtles 135』は非常に燃費性能が良く、高性能バッテリーを使用してしまうと実験に掛かる時間が長時間になってしまう為、ココは敢えて一番性能の悪い・短時間のフライトで済むバッテリーをチョイスさせて頂きました♪
此等の機材と各種プロペラを使い、地上から1m位の高さで定点ホバリング(手動操作)を行い、低電圧ブザー(3.3V設定)が鳴り始めるまでの時間を計測しました。操縦による誤差が出ない様、急なスロットル操作や機体の大きな動きには気をつけて操作したつもりです。
またまた今回も前置きがチョ~長くなってしまいましたが、早速実験結果を発表して行きたいと思います♪
まず最初に試したのはストックの『3030-4葉ペラ』。


至って普通の形状ですが、とても良い作りで効率が良さそうです。

厚みも程良い薄さで、強度も問題なし。
ホバリング時間は5分11秒。

ホバリング中のスロットル開度は44~50%程で安定します。
ホバリング中の飛行音はブラシレスレーサー機とは思えないくらい凄く静かです。『シュルシュル』と、まるでブラシモータートイレーサー機位の飛行音。
次に『3030-2葉ペラ』。
『KINGKONG/LDARC 3030 3x3 CW CCW Propellers』


2葉には種類・選択肢が無く、コレしか用意出来ませんでした。

厚みもしっかりしていてBullnoseタイプの形状ですので、2葉としては最大限の推力を発揮するのではないでしょうか。
ホバリング時間は5分丁度。

ホバリング中のスロットル開度は50~58%程で安定します。
飛行音は何か懐かしい感じのする『ブゥ~ン』と言う少し低め(低周波)の音がします。音量的には『3030-4葉』より大きめ。ホバリング時間にはソレほど差は出ませんでしたが、スロットル開度は明らかに大きめに開けなければホバリング静止出来ず、安定性も4葉の方が断然上でした。外でのテストは行っていない為、確かな事は言えませんが・・・ホバリングだけでもやはり推力不足を感じます。今まで言われてきたお話ですと、推力が減った物の理論的には燃費効率は上がるハズなのですが、残念ながらその恩恵も感じられませんでした。ワタクシの個人的感想としては、このレーサー機で2葉を使うメリットは無いかなぁ・・・と思います。
次はちょっと変わった『3031-3葉ペラ』
『Tarot 3031 3 Blade CW CCW FPV Racing Propeller』


このペラ。”形状がカッコイイ”からといつか使おうと思って購入していたのですが、試しに部屋でホバリングさせた時に飛行音はうるさいわ推力は弱いわで、そのまま実際に使う事なく道具箱にほっぽっておりましたw

尖ったイマドキの形で見た目はカッコイイんですけどね~。
ホバリング時間は4分10秒。

ホバリング中のスロットル開度は60~66%程で安定します。
やっぱ飛行音が甲高くウルサイです。その上、推力も弱いからスロットルを結構開けないと定点で留まれません。燃費まで悪いのでこのペラ何の為に存在しているのか???謎しか無いッス。折角カッコイイのに・・・マジ見た目だけでガッカリ。
最後はワタクシのお気に入り『3052-3葉ペラ』。
『Gemfan Flash 3052 PC 3-blade Propeller』


例え”理論的には・・・”と言われましても、実際に使っている感想としては”他のペラと比較して明らかに高性能”と感じるんですもの。。。

ビシッ!バシッ!と、スロットルに対しても舵に対してもレスポンスが頗るイイんです。加速も鋭く、このサイズとしてはコレ以上無いってくらいパワフル。ソレもそのハズ、ピッチが52ですからね~。その分燃費も悪くなるのでしょうかね?(ココが今回ワタクシ一番の注目ポイント)
ホバリング時間は5分25秒。

ホバリング中のスロットル開度は41~46%程で安定します。
言わずもがな、今回最長のホバリング時間。
機体の浮き始めからフワッと軽く浮き上がり、スロットル開度を控えめにしないと天井にブチ当たる勢いのスラストです。飛行音は高周波ですが控えめ。燃費は予想に反して一番良く、パワーと燃費の観点から見てもやっぱり3インチペラ中最高の性能ではないでしょうか。今回の実験でハッキリと自分の感覚が間違っていなかった事を確認出来ました♪ あ、でも一つだけ今回の比較テストで気付いた事もあります。それは、コントロールの安定性&飛行音の小ささはストックの3030-4葉が一番良かったという事。安定重視ならストック3030-4葉ペラのチョイスがオススメです!
実験は以上でゴザイマス。
今回の実験結果から、飛行具合というか燃費というかそういった物は『実際に試してみないと分からない』『スペック表記等からでは分からない』と、言えるのではないでしょうか。

実験に使う機体を変更すれば、もしかしたら違った結果が得られるかも知れません。
結局のところ、御自分の環境(機体のパーツ構成やフライト内容)に合ったプロペラ選びをするのが一番良いのではないか?と私は思います♪
素人検証ですので全然あてにならないかも知れませんけど、後は各自の御判断にお任せ致します。
今回の記事がどなたかの何かのお役に立てれば幸いです。
よろしくどうぞ~
ドローンを始めるまでは、飛行機やヘリ等の空物どころか普通のラジコンカーでさえ、ラジコンと言う物にまともに触った事がありませんでした。
以前からラジコンを趣味にされて来られた諸先輩方はラジコンについての知識も豊富で、何も知らないワタクシの質問に的確な回答&助言を下さり、いつも助けて頂いております。(本当に毎度感謝感謝でゴザイマス♪)
そんなヘナチョコペーペーのワタクシなんかがこんな記事を書くのは痴がましいと思うのですが・・・
ワタクシには理論なんてモノは何もわからず、実際に試してみてその結果をお知らせする事くらいしか表現が出来ないので、今回は比較用のパーツを揃え一つずつ試してみる事に致しました。

表題にも書いた通り、同サイズ(3インチ)の各種プロペラ燃費比較実験です。
今回何故この実験を行ったのか?と申しますと・・・先日パーツが届いた際にも書いた通り、以前より先輩の方から『理論的には同じピッチ&径のプロペラの場合、羽の枚数は少ない方が効率が良い。その為ドローンの場合は最少で2葉のプロペラが一番効率が良い。』とアドバイスを頂いていたのですが、自分の今までの経験から『ケースバイケースなのでは?』と言う疑念が少なからずあったのです。。。
経験値の少ないワタクシが、そんな少ない経験の中から得てきた実感としては”モーターの回転数・トルク・機体の重量・機体の大きさ・動作電圧・使用バッテリー・プロペラの大きさ・フレーム形状により制限されるプロペラの最大径・プロペラのピッチ・プロペラの羽根の枚数・プロペラの重さや形状・飛行の目的(只速くとか滞空時間を長くとか)”等が複雑に絡み合って、最適なプロペラは変わってくるのではないか?と思っていたのですが、理論的に説明出来る程の裏付けもなく確信が持てませんでした。
そこで取り敢えず、数値的に違いがわかり易く出る検証方法として”同じ機体/同じバッテリーを使い、定点ホバリングの飛行時間を計測してみる”事に致しました。
以前、各種バッテリーの比較テストを行った時と同じ方法です。
今回のテストに使用したのは最近お気に入りのこの機体。
『Helifar Turtles 135』

スタイリッシュなフォルムとバランスの取れたパーツ構成で、今ワタクシ一押しの3インチマイクロブラシレス機です♪
搭載されたモーターは1306-3100KV。とてもスムースに回りノイズも少なくシュルシュルと飛びます。
実験に使用するのは、あのイワクツキの3Sバッテリーw
『ZOP Power 11.1V 550mAh 80C 3S』

購入当時、スペック通りの性能を発揮せず世界中の購入者からバッシングを受け、通称『ゴミバッテリー』(そのままw)と呼ばれたアイツです。フライト時の電圧低下が激しく、放電率(C値)表記はウソだろ!?!?と購入者の期待を裏切り泣かせまくった?燃費の悪い機体ではマトモに飛ぶ事もままならないバッテリーです。
今回、何でワザワザこんなに性能の悪いバッテリーを実験に使用するのか?と申しますと、実験で使用する機体の『Helifar Turtles 135』は非常に燃費性能が良く、高性能バッテリーを使用してしまうと実験に掛かる時間が長時間になってしまう為、ココは敢えて一番性能の悪い・短時間のフライトで済むバッテリーをチョイスさせて頂きました♪
此等の機材と各種プロペラを使い、地上から1m位の高さで定点ホバリング(手動操作)を行い、低電圧ブザー(3.3V設定)が鳴り始めるまでの時間を計測しました。操縦による誤差が出ない様、急なスロットル操作や機体の大きな動きには気をつけて操作したつもりです。
またまた今回も前置きがチョ~長くなってしまいましたが、早速実験結果を発表して行きたいと思います♪
まず最初に試したのはストックの『3030-4葉ペラ』。


至って普通の形状ですが、とても良い作りで効率が良さそうです。

厚みも程良い薄さで、強度も問題なし。
ホバリング時間は5分11秒。

ホバリング中のスロットル開度は44~50%程で安定します。
ホバリング中の飛行音はブラシレスレーサー機とは思えないくらい凄く静かです。『シュルシュル』と、まるでブラシモータートイレーサー機位の飛行音。
次に『3030-2葉ペラ』。
『KINGKONG/LDARC 3030 3x3 CW CCW Propellers』


2葉には種類・選択肢が無く、コレしか用意出来ませんでした。

厚みもしっかりしていてBullnoseタイプの形状ですので、2葉としては最大限の推力を発揮するのではないでしょうか。
ホバリング時間は5分丁度。

ホバリング中のスロットル開度は50~58%程で安定します。
飛行音は何か懐かしい感じのする『ブゥ~ン』と言う少し低め(低周波)の音がします。音量的には『3030-4葉』より大きめ。ホバリング時間にはソレほど差は出ませんでしたが、スロットル開度は明らかに大きめに開けなければホバリング静止出来ず、安定性も4葉の方が断然上でした。外でのテストは行っていない為、確かな事は言えませんが・・・ホバリングだけでもやはり推力不足を感じます。今まで言われてきたお話ですと、推力が減った物の理論的には燃費効率は上がるハズなのですが、残念ながらその恩恵も感じられませんでした。ワタクシの個人的感想としては、このレーサー機で2葉を使うメリットは無いかなぁ・・・と思います。
次はちょっと変わった『3031-3葉ペラ』
『Tarot 3031 3 Blade CW CCW FPV Racing Propeller』


このペラ。”形状がカッコイイ”からといつか使おうと思って購入していたのですが、試しに部屋でホバリングさせた時に飛行音はうるさいわ推力は弱いわで、そのまま実際に使う事なく道具箱にほっぽっておりましたw

尖ったイマドキの形で見た目はカッコイイんですけどね~。
ホバリング時間は4分10秒。

ホバリング中のスロットル開度は60~66%程で安定します。
やっぱ飛行音が甲高くウルサイです。その上、推力も弱いからスロットルを結構開けないと定点で留まれません。燃費まで悪いのでこのペラ何の為に存在しているのか???謎しか無いッス。折角カッコイイのに・・・マジ見た目だけでガッカリ。
最後はワタクシのお気に入り『3052-3葉ペラ』。
『Gemfan Flash 3052 PC 3-blade Propeller』


例え”理論的には・・・”と言われましても、実際に使っている感想としては”他のペラと比較して明らかに高性能”と感じるんですもの。。。

ビシッ!バシッ!と、スロットルに対しても舵に対してもレスポンスが頗るイイんです。加速も鋭く、このサイズとしてはコレ以上無いってくらいパワフル。ソレもそのハズ、ピッチが52ですからね~。その分燃費も悪くなるのでしょうかね?(ココが今回ワタクシ一番の注目ポイント)
ホバリング時間は5分25秒。

ホバリング中のスロットル開度は41~46%程で安定します。
言わずもがな、今回最長のホバリング時間。
機体の浮き始めからフワッと軽く浮き上がり、スロットル開度を控えめにしないと天井にブチ当たる勢いのスラストです。飛行音は高周波ですが控えめ。燃費は予想に反して一番良く、パワーと燃費の観点から見てもやっぱり3インチペラ中最高の性能ではないでしょうか。今回の実験でハッキリと自分の感覚が間違っていなかった事を確認出来ました♪ あ、でも一つだけ今回の比較テストで気付いた事もあります。それは、コントロールの安定性&飛行音の小ささはストックの3030-4葉が一番良かったという事。安定重視ならストック3030-4葉ペラのチョイスがオススメです!
実験は以上でゴザイマス。
今回の実験結果から、飛行具合というか燃費というかそういった物は『実際に試してみないと分からない』『スペック表記等からでは分からない』と、言えるのではないでしょうか。

実験に使う機体を変更すれば、もしかしたら違った結果が得られるかも知れません。
結局のところ、御自分の環境(機体のパーツ構成やフライト内容)に合ったプロペラ選びをするのが一番良いのではないか?と私は思います♪
素人検証ですので全然あてにならないかも知れませんけど、後は各自の御判断にお任せ致します。
今回の記事がどなたかの何かのお役に立てれば幸いです。
よろしくどうぞ~
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