【Kingroon】🎊遂に解禁!?禁断の3Dプリンター導入🎉【KP3S】
Twitterでフォロー頂いていらっしゃる方はもう御存じかとは思いますが、あれほど敬遠していた…って言うか?一定の距離をずっと保ち続けて来た3Dプリンターで御座いましたが、この度漸く導入致しましたー🙌(って言うか最近それに掛かりっきりで他が何もできません💦)
これは全くレビュー案件などでは無いのですが、3Dプリンターの導入を御検討されていらっしゃる方の中にもワタクシの様に無駄に二の足を踏んでいる方も少なくないんじゃないか?と思いましたので、この度の導入についての経緯や実際導入してみてどうなのか?等を簡単にご紹介させて頂きたいと思います😉
・Kingroon KP3S
・3Dプリンター導入までの経緯
・3D CADソフト??スライサー!?!?
・全くの素人が初期設定で印刷してみた
・諸先輩方からのアドバイスで印刷品質大幅改善
・調整後の成果物
・【DIY】消音BOX自作【ホムセン部材】
・最後に
今回ワタクシが購入したのは此方の製品↓
Twitter上で3Dプリンターの導入を検討している旨を御相談させて頂いたところ、お手頃価格でそれなりの印刷品質&初心者でも使い易いという事で此方の製品を早速ポチっとな。安価な製品の中でも比較的コンパクトなのも🙆 どうせアレコレ考えたって初めて導入する機材ですし自分じゃ良し悪し全く分かりませんからねぇ😅 こういう時は素直にパイセン方の御意見に従うのが間違いないと思います😉
Amazonさんへの注文だったのでポチった翌々日には無事到着したのでした🙌
いや、無事…というワケでもないか🤔 実際にはエクストルーダー部分のレバーが折れていたり、後述しますがエクストルーダー(押し出し機)の土台の金属部分も曲がっていたり…と色々ありました。…が!そこはさすがのAmazonハン、販売元へ連絡したところすぐに「新しいエクストルーダー丸ごと送ります🙇」との事で代替品パーツが届き事なきを得ました。
因みに、何の前情報も無く一緒に注文したフィラメントは下記の二種類。
まずは3Dプリンターの最も基本的な?フィラメント素材だと思われるPLA素材。カチカチで頑丈なものを作りたい時は此方。
ドローンのパーツでもたまに使われているカッチカチなプラ素材です。品質や評判などわからないので最安なお値段で選びました。
もう一つは、コチラもお値段だけで選択したTPU素材。
FPVドローンをされている方なら一番身近でお馴染みの素材ですね。柔軟性と靭性を兼ね揃えているので色々な用途で活用できる素材なんです。
ずっと導入を迷い続けてきたハズの3Dプリンターだったのに、なんで今更唐突に導入する気になったのか?と不思議に思った方もいらっしゃるかもしれないので、少しその辺の導入迄の経緯についてお話させて頂きます。
あれは何年位前ですかね~?ワタクシが3Dプリンターに興味を持ったのはもう5年以上前になるのかな?
当時一般的にはまだ所有者も多くは無く普及しているとは言い難かった3Dプリンターで御座いますが、ドローンの世界では既に「FPVドローンと言えば3Dプリンター」ってな位に特に自作機なんかでは無くてはならない重要なツールとして認識されていたと思います。そんな3Dプリンターですから当然ワタクシも興味津々でした✨だったにも拘らず、本当に今の今まで購入する事を躊躇っていたのです。
その最大の理由は…先ず、ワタクシには自分で自分の欲しい物をモデリングする技術も知識も全く無かった というところ。設計?絵心?何それ?全然全くそんなもん持ち合わせてねーんだけど??🙄
っつー感じで、自分の才能の無さを恨みつつもワタクシにとっては3Dプリンターは高根の花 と諦めきっていたんです。
それなのに、先日急に思い立って…そうゴールデンウィークの時ですね、あまりにも時間を持て余して暇だったんです。本当は暇じゃないんですよ?やる事、やらなきゃならない事はいっぱいあるんです。でも、例のアレですよ…アレ。現実逃避ってヤツ? 現在の状況から全力で逃げる為に本来やらなくちゃならない事を後回しにして全然関係ない他の事をやっちゃうって言うw そんなワケで何気なく「そろそろ3Dモデリングでも勉強してみっかな🤔」なんてTwitterで呟いてみたところ、3DCADを勉強するのに凄く良い動画を教えて頂き勉強を始めたのです。
動画を観ながらだったので結構すんなりと簡単なモデルくらいは書ける様になりました🙌(動画の情報を頂き感謝です🙏) 全くズブの素人なワタクシが、想像していたよりずっと簡単に意外と思い通りの物を設計する事が出来る様になったのです。
そうなると…やっぱり欲しくなっちゃいますよね?実際の3Dプリンター。ってなワケでポチっとな。
3Dプリンターで物を印刷する時には、ネット上に有志の方が公開されているモデルをダウンロードして印刷するか?又は自分で3Dモデルを設計し印刷する方法があるのですが、実際プリンターに印刷作業をさせるまでにはもう一つ「スライス」と言う工程を間に挟む必要があります。
自分でモデルを設計する際に使うのが3D CADソフト。ワタクシは素直に勧められたFusion360と言うソフトで勉強を始めました。
ビジネスに使うのじゃなければ無料で使用させて頂けるんだとか🙌 なんと太っ腹な!ともかく感謝感謝です🙏
最初は動画を観ながらこんなモデルを造ってみました。

これは一体…なんだろうか🤔 今見ると正直?何を思ってこの形を描いていたのか?全然ワカリマセンが、目的の形を作っているというよりFusion360の機能を試しながら図形を描いていたのだと思います?
先ほども述べた通り印刷前のスライス作業にはスライサーと言うソフトが必要です。ワタクシは此方もおススメされる事の多いUltimaker Curaと言うソフトを使用させて頂いております。

コチラも無料で有難い🙏 よく聞くプリントの設定などはこのソフトを使ってモデルのファイルに印刷の設定を書き込みます。
3D CADソフトやスライサーソフトの関係性についてもっと詳しく知りたい方は、是非検索してみましょう。なんせワタシャ始めたばかりの素人ペーペーですので、殆ど何もわかっていないと思ってもらって間違いないですw
まずはやってみなはれ!って事で、うまくいくのかどうか?は別としてほぼ初期設定のまま実際のプリントを試してみることに。
普通だったらココでテストプリント用のモデルを用意するのでしょうけど、本当にズブの素人なワタクシはそんな事すら思い浮かぶ事なく、最初から自分で描いてみたモデルを印刷する事に致しました。

これが何か?と言うと、GPSモジュールのノイズ防御用受け皿。今迄は完全ハンドメイド(カッターで切った貼った)でプラ板で作成していたモノです。直線的で簡単な設計な為、最初のモデリングにはピッタリな素材だと思いましたので✨
プリンターにテスト用で付属してきた白色のPLA素材で印刷。

おぉ~?ほぼ初期設定だというのに、初めてプリントしたワタクシにとってはもう完璧な出来栄えに見えておりました。(実際は結構ガタガタな積層波打ち)
出来栄えは兎も角…
アイデアを具現化できるって、素敵やん✨
あとはアルミテープを貼って…

これがノイズのシールド役。あると無いとじゃ大違い。
そこにGNSS(GPS)モジュールを載せて

どんなに積層波打ちでガタガタだったとしても、カッターで切った貼ったして作ったハンドメイド製と比べたら精度が格段に上がってる👍
久々に登場のハンドメイドなパーツが組み込まれたCrux3ハン。

あー、土台部分も後々設計し直してプリントしなきゃなー。
そしてこちらが換装後。

1分半もあればどこでも完璧にFIXできる様になりましたー🙌 精度が違うのですよ、精度が😬
初期設定でも一応カタチにはなるようです。(ここから設定調整やカスタマイズで格段に印刷精度が上がって行くのですが…それはまた後程)
因みに、TPUでのテストプリントも試してみたかったので同じモデル&TPU汎用初期設定で印刷してみたのがコチラ。

無謀にも、サポートも無しでデフォルト設定のまま印刷したので無残な出来栄え。
角が立たずにグッチャグチャになっちゃいました。

TPUの洗礼ってヤツですかね。PLAと比較すると少しシビアな設定が必要みたいです🤣
自分じゃ全然分からない事だらけですから、恥ずかしがらず成果物はどんどん晒す方向でTwitterに掲載していきます。
次に印刷するのはオリジナルのバッテリーガード/スキッド。

パーツの役割的に柔軟性と靭性が必要になる為、TPU素材で印刷する事に。
TPU素材の他のモデルと一緒に印刷。

糸引きが兎に角酷い…と言うコメントと共に画像を掲載。
すると、この画像を見た方から「積層の波打ちの方がひどくない?」と言うコメントを頂きました。

言われてみれば確かに? 糸引きの処理も酷く大変だけど、積層が波打っているおかげで見た目にもわかるくらいに縞々になってる。勿論、指で触ると目をつぶってても完全に分かるほどにナミナミな状態でした🌊
あとは頂いた諸先輩方のアドバイスを基に印刷設定を変更していきます💪
先ず、TPUの糸引き問題についてはノズル温度の設定が重要というコメントやネット上の情報が多かった為、様々なノズル温度を試してみたのですが…低過ぎると積層剥がれを起こしてしまったり、高過ぎると糸引きは全く改善されず… 結局元の設定付近(205~210℃程度)が印刷状態が一番良いという結果に。「移動速度を早くすると良いよ」と言うアドバイスも頂いたので試してみるも、コチラも糸引きの解消には繋がらず。
決定的な解決の糸口を見つけられないまま、ふと印刷時のノズルの動きを眺めていた時に思ったのが…「印刷速度早過ぎて糸引いちゃってるんじゃね?」と言う事。早速、印刷速度を半分に落としてテストプリントしてみたところ、見事糸引きが許容範囲内に収まるようになりました🙌
印刷結果は使うフィラメントの銘柄だったり、プリンターだったり、印刷設定だったり、不具合の原因が一概には言えないケースバイケースのモノらしいので、この辺は自分で色々と試してみるしかないみたいでした。
積層のナミナミについては、Z軸(高さ)のブレで生じるという事をネットの情報で見つけました。先ずは目視で軸のブレを確認し、調整できる範囲で微調整していきます。まぁ途中経過はすっ飛ばしますが、結果としてはこの出来る範囲の調整だけでは完全に波打ちを取る事は出来ず。改善する為のパーツを印刷しプリンタへ組み込む事に致しました。

コレは冷却ノズル先の印刷箇所を効果的に冷却するクーリングダクトノズル。印刷品質が向上するんだとか?
そして此方が最も効果的だったZ軸シャフトの調整用土台。

元の金属プレートを此方に交換する事で、Z軸シャフトの角度を垂直に調整する事が出来るようになるのです。
自分のカラダを自分で印刷したパーツを使いアップグレードしていく3Dプリンターって…なんか未来感ありますよね✨
それでは調整前と調整後の印刷物を比較してみましょうか。

一番手前から奥へ向かって、未調整→微調整→完全調整後となります。使用したモデルが多少異なっているのは、モデリングも色々弄りながらアップグレードさせているのでお気になさらず🙄
一番手前の未調整の物は…比較するまでも無くひどい状態っスね。糸引きも造形も全然ダメダメで使い物になりません。
注目は微調整後と完全調整後の違い。

完全調整後には積層の波打ちがほぼ解消しているのがお分かり頂けますでしょうか?
もう少しアップで。

微調整バージョンでも実用と言う面ではそれほど問題は無い出来栄えなのですが、指でなぞるとやっぱり少し凸凹している。
向かって左が微調整後、右が完全調整後の印刷物。細部をよ~く観察してみると結構印刷品質が違う事がわかる。

完全調整後の印刷物は変な凸凹も無く印刷面がなめらか✨ これなら市販されている3Dプリンター製パーツと遜色のないクオリティになっていると思います👍
ココ迄、色々とテストプリントしたり改造パーツを組み込んでまたプリントして…を繰り返していく内に、最初はあまり気にならなかったプリンターの動作音がとても煩く感じるようになってきました。いや、最初から結構うるさいんですけどね。昔のノートPCが全力でファン回りっぱなしの状態… より煩いか🤔 まぁ寝室に置いて夜も印刷していたら、ちょっとそのままその部屋では寝られないくらいにはうるさい。
そんなワケで急きょありあわせ?って言うかホムセンですぐに手に入る素材で消音BOXを自作。

最初は段ボール箱の中に3Dプリンターを入れて動作させてみたんですけど、それだけでも結構消音出来る事がわかったのでもう少し耐久性のあるプラダン(プラ製段ボール?)を買ってきて箱型にしました。
内張りには百均で売っている隙間テープの厚手の物と普通のタイプを組み合わせて貼り付け。

あとは余っていた山々スポンジも蓋部分の内張りとして活用しました。
たったこれだけの事で、寝室に置いて稼働させたままでも同じ部屋で寝る事が出来るくらいには静かになりました🙌(デスクトップPCの電源が入ったままくらいな音量)
あー内容的には大したことないのに結構ダラダラと長い記事になっちゃった🙇 つまり、実際買ってみて、この記事では一体何が言いたかったのか?と言うと、一言でいうならば「つべこべ言わずに先ず真っ先に3Dプリンターは買っておくべきだった」って事。何も考えなくて良いから、FPVドローンを始めるなら半田ごてと同じくらいな感覚で最初に用意するべきツールだと思いました。何で今迄買わなかったんだ?>自分
何も難しく考える必要なんて無かったんです。実際にやってみれば、想像していたより遥かに簡単で誰にでも扱える物だという風に感じました😉
皆さまも、出来るだけ早いうちに3Dプリンターを用意しておくと幸せになれると思いますよ~😁
そして、好きな物を沢山印刷していきましょー!もうチマチマとドローン用のパーツを買う必要なんて無いんです!
よろしくどうぞ~
これは全くレビュー案件などでは無いのですが、3Dプリンターの導入を御検討されていらっしゃる方の中にもワタクシの様に無駄に二の足を踏んでいる方も少なくないんじゃないか?と思いましたので、この度の導入についての経緯や実際導入してみてどうなのか?等を簡単にご紹介させて頂きたいと思います😉
◇ この記事の目次 ◇
・Kingroon KP3S
・3Dプリンター導入までの経緯
・3D CADソフト??スライサー!?!?
・全くの素人が初期設定で印刷してみた
・諸先輩方からのアドバイスで印刷品質大幅改善
・調整後の成果物
・【DIY】消音BOX自作【ホムセン部材】
・最後に
Kingroon KP3S
今回ワタクシが購入したのは此方の製品↓
kee pang
¥24,999(2022/05/14 時点の新品価格)
¥24,999(2022/05/14 時点の新品価格)
Amazonさんへの注文だったのでポチった翌々日には無事到着したのでした🙌
いや、無事…というワケでもないか🤔 実際にはエクストルーダー部分のレバーが折れていたり、後述しますがエクストルーダー(押し出し機)の土台の金属部分も曲がっていたり…と色々ありました。…が!そこはさすがのAmazonハン、販売元へ連絡したところすぐに「新しいエクストルーダー丸ごと送ります🙇」との事で代替品パーツが届き事なきを得ました。
因みに、何の前情報も無く一緒に注文したフィラメントは下記の二種類。
まずは3Dプリンターの最も基本的な?フィラメント素材だと思われるPLA素材。カチカチで頑丈なものを作りたい時は此方。
TRONXY
¥3,299(2022/06/06 時点の新品価格)
¥3,299(2022/06/06 時点の新品価格)
もう一つは、コチラもお値段だけで選択したTPU素材。
eTranslab Inc.
¥2,780(2022/05/20 時点の新品価格)
¥2,780(2022/05/20 時点の新品価格)
3Dプリンター導入までの経緯
ずっと導入を迷い続けてきたハズの3Dプリンターだったのに、なんで今更唐突に導入する気になったのか?と不思議に思った方もいらっしゃるかもしれないので、少しその辺の導入迄の経緯についてお話させて頂きます。
あれは何年位前ですかね~?ワタクシが3Dプリンターに興味を持ったのはもう5年以上前になるのかな?
当時一般的にはまだ所有者も多くは無く普及しているとは言い難かった3Dプリンターで御座いますが、ドローンの世界では既に「FPVドローンと言えば3Dプリンター」ってな位に特に自作機なんかでは無くてはならない重要なツールとして認識されていたと思います。そんな3Dプリンターですから当然ワタクシも興味津々でした✨だったにも拘らず、本当に今の今まで購入する事を躊躇っていたのです。
その最大の理由は…先ず、ワタクシには
っつー感じで、自分の才能の無さを恨みつつもワタクシにとっては
それなのに、先日急に思い立って…そうゴールデンウィークの時ですね、あまりにも時間を持て余して暇だったんです。本当は暇じゃないんですよ?やる事、やらなきゃならない事はいっぱいあるんです。でも、例のアレですよ…アレ。現実逃避ってヤツ? 現在の状況から全力で逃げる為に本来やらなくちゃならない事を後回しにして全然関係ない他の事をやっちゃうって言うw そんなワケで何気なく「そろそろ3Dモデリングでも勉強してみっかな🤔」なんてTwitterで呟いてみたところ、3DCADを勉強するのに凄く良い動画を教えて頂き勉強を始めたのです。
動画を観ながらだったので結構すんなりと簡単なモデルくらいは書ける様になりました🙌(動画の情報を頂き感謝です🙏) 全くズブの素人なワタクシが、想像していたよりずっと簡単に意外と思い通りの物を設計する事が出来る様になったのです。
そうなると…やっぱり欲しくなっちゃいますよね?実際の3Dプリンター。ってなワケでポチっとな。
3D CADソフト??スライサー!?!?
3Dプリンターで物を印刷する時には、ネット上に有志の方が公開されているモデルをダウンロードして印刷するか?又は自分で3Dモデルを設計し印刷する方法があるのですが、実際プリンターに印刷作業をさせるまでにはもう一つ「スライス」と言う工程を間に挟む必要があります。
自分でモデルを設計する際に使うのが3D CADソフト。ワタクシは素直に勧められたFusion360と言うソフトで勉強を始めました。
Fusion 360 | 3D CAD/CAM/CAE/PCB クラウドベースのソフトウェア | オートデスク
Fusion 360 は、3D CAD、モデリング、製造、インダストリアル デザイン、電子機器、機械エンジニアリング向けのソフトウェアです。サブスクリプションを年間 61,600 円でご購入いただくか、無償体験版をダウンロードしてお試しください。
最初は動画を観ながらこんなモデルを造ってみました。

これは一体…なんだろうか🤔 今見ると正直?何を思ってこの形を描いていたのか?全然ワカリマセンが、目的の形を作っているというよりFusion360の機能を試しながら図形を描いていたのだと思います?
先ほども述べた通り印刷前のスライス作業にはスライサーと言うソフトが必要です。ワタクシは此方もおススメされる事の多いUltimaker Curaと言うソフトを使用させて頂いております。

Ultimaker Cura:強力で使いやすい3Dプリントソフトウェア | Ultimaker
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3D CADソフトやスライサーソフトの関係性についてもっと詳しく知りたい方は、是非検索してみましょう。なんせワタシャ始めたばかりの素人ペーペーですので、殆ど何もわかっていないと思ってもらって間違いないですw
全くの素人が初期設定で印刷してみた
まずはやってみなはれ!って事で、うまくいくのかどうか?は別としてほぼ初期設定のまま実際のプリントを試してみることに。
普通だったらココでテストプリント用のモデルを用意するのでしょうけど、本当にズブの素人なワタクシはそんな事すら思い浮かぶ事なく、最初から自分で描いてみたモデルを印刷する事に致しました。

これが何か?と言うと、GPSモジュールのノイズ防御用受け皿。今迄は完全ハンドメイド(カッターで切った貼った)でプラ板で作成していたモノです。直線的で簡単な設計な為、最初のモデリングにはピッタリな素材だと思いましたので✨
プリンターにテスト用で付属してきた白色のPLA素材で印刷。

おぉ~?ほぼ初期設定だというのに、初めてプリントしたワタクシにとってはもう完璧な出来栄えに見えておりました。(実際は結構ガタガタな積層波打ち)
出来栄えは兎も角…
アイデアを具現化できるって、素敵やん✨
あとはアルミテープを貼って…

これがノイズのシールド役。あると無いとじゃ大違い。
そこにGNSS(GPS)モジュールを載せて

どんなに積層波打ちでガタガタだったとしても、カッターで切った貼ったして作ったハンドメイド製と比べたら精度が格段に上がってる👍
久々に登場のハンドメイドなパーツが組み込まれたCrux3ハン。

あー、土台部分も後々設計し直してプリントしなきゃなー。
そしてこちらが換装後。

1分半もあればどこでも完璧にFIXできる様になりましたー🙌 精度が違うのですよ、精度が😬
初期設定でも一応カタチにはなるようです。(ここから設定調整やカスタマイズで格段に印刷精度が上がって行くのですが…それはまた後程)
因みに、TPUでのテストプリントも試してみたかったので同じモデル&TPU汎用初期設定で印刷してみたのがコチラ。

無謀にも、サポートも無しでデフォルト設定のまま印刷したので無残な出来栄え。
角が立たずにグッチャグチャになっちゃいました。

TPUの洗礼ってヤツですかね。PLAと比較すると少しシビアな設定が必要みたいです🤣
諸先輩方からのアドバイスで印刷品質大幅改善
自分じゃ全然分からない事だらけですから、恥ずかしがらず成果物はどんどん晒す方向でTwitterに掲載していきます。
次に印刷するのはオリジナルのバッテリーガード/スキッド。

パーツの役割的に柔軟性と靭性が必要になる為、TPU素材で印刷する事に。
TPU素材の他のモデルと一緒に印刷。

糸引きが兎に角酷い…と言うコメントと共に画像を掲載。
すると、この画像を見た方から「積層の波打ちの方がひどくない?」と言うコメントを頂きました。

言われてみれば確かに? 糸引きの処理も酷く大変だけど、積層が波打っているおかげで見た目にもわかるくらいに縞々になってる。勿論、指で触ると目をつぶってても完全に分かるほどにナミナミな状態でした🌊
あとは頂いた諸先輩方のアドバイスを基に印刷設定を変更していきます💪
先ず、TPUの糸引き問題についてはノズル温度の設定が重要というコメントやネット上の情報が多かった為、様々なノズル温度を試してみたのですが…低過ぎると積層剥がれを起こしてしまったり、高過ぎると糸引きは全く改善されず… 結局元の設定付近(205~210℃程度)が印刷状態が一番良いという結果に。「移動速度を早くすると良いよ」と言うアドバイスも頂いたので試してみるも、コチラも糸引きの解消には繋がらず。
決定的な解決の糸口を見つけられないまま、ふと印刷時のノズルの動きを眺めていた時に思ったのが…「印刷速度早過ぎて糸引いちゃってるんじゃね?」と言う事。早速、印刷速度を半分に落としてテストプリントしてみたところ、見事糸引きが許容範囲内に収まるようになりました🙌
印刷結果は使うフィラメントの銘柄だったり、プリンターだったり、印刷設定だったり、不具合の原因が一概には言えないケースバイケースのモノらしいので、この辺は自分で色々と試してみるしかないみたいでした。
積層のナミナミについては、Z軸(高さ)のブレで生じるという事をネットの情報で見つけました。先ずは目視で軸のブレを確認し、調整できる範囲で微調整していきます。まぁ途中経過はすっ飛ばしますが、結果としてはこの出来る範囲の調整だけでは完全に波打ちを取る事は出来ず。改善する為のパーツを印刷しプリンタへ組み込む事に致しました。

コレは冷却ノズル先の印刷箇所を効果的に冷却するクーリングダクトノズル。印刷品質が向上するんだとか?
そして此方が最も効果的だったZ軸シャフトの調整用土台。

元の金属プレートを此方に交換する事で、Z軸シャフトの角度を垂直に調整する事が出来るようになるのです。
自分のカラダを自分で印刷したパーツを使いアップグレードしていく3Dプリンターって…なんか未来感ありますよね✨
調整後の成果物
それでは調整前と調整後の印刷物を比較してみましょうか。

一番手前から奥へ向かって、未調整→微調整→完全調整後となります。使用したモデルが多少異なっているのは、モデリングも色々弄りながらアップグレードさせているのでお気になさらず🙄
一番手前の未調整の物は…比較するまでも無くひどい状態っスね。糸引きも造形も全然ダメダメで使い物になりません。
注目は微調整後と完全調整後の違い。

完全調整後には積層の波打ちがほぼ解消しているのがお分かり頂けますでしょうか?
もう少しアップで。

微調整バージョンでも実用と言う面ではそれほど問題は無い出来栄えなのですが、指でなぞるとやっぱり少し凸凹している。
向かって左が微調整後、右が完全調整後の印刷物。細部をよ~く観察してみると結構印刷品質が違う事がわかる。

完全調整後の印刷物は変な凸凹も無く印刷面がなめらか✨ これなら市販されている3Dプリンター製パーツと遜色のないクオリティになっていると思います👍
【DIY】消音BOX自作【ホムセン部材】
ココ迄、色々とテストプリントしたり改造パーツを組み込んでまたプリントして…を繰り返していく内に、最初はあまり気にならなかったプリンターの動作音がとても煩く感じるようになってきました。いや、最初から結構うるさいんですけどね。昔のノートPCが全力でファン回りっぱなしの状態… より煩いか🤔 まぁ寝室に置いて夜も印刷していたら、ちょっとそのままその部屋では寝られないくらいにはうるさい。
そんなワケで急きょありあわせ?って言うかホムセンですぐに手に入る素材で消音BOXを自作。

最初は段ボール箱の中に3Dプリンターを入れて動作させてみたんですけど、それだけでも結構消音出来る事がわかったのでもう少し耐久性のあるプラダン(プラ製段ボール?)を買ってきて箱型にしました。
内張りには百均で売っている隙間テープの厚手の物と普通のタイプを組み合わせて貼り付け。

あとは余っていた山々スポンジも蓋部分の内張りとして活用しました。
たったこれだけの事で、寝室に置いて稼働させたままでも同じ部屋で寝る事が出来るくらいには静かになりました🙌(デスクトップPCの電源が入ったままくらいな音量)
最後に
あー内容的には大したことないのに結構ダラダラと長い記事になっちゃった🙇 つまり、実際買ってみて、この記事では一体何が言いたかったのか?と言うと、一言でいうならば「つべこべ言わずに先ず真っ先に3Dプリンターは買っておくべきだった」って事。何も考えなくて良いから、FPVドローンを始めるなら半田ごてと同じくらいな感覚で最初に用意するべきツールだと思いました。何で今迄買わなかったんだ?>自分
何も難しく考える必要なんて無かったんです。実際にやってみれば、想像していたより遥かに簡単で誰にでも扱える物だという風に感じました😉
皆さまも、出来るだけ早いうちに3Dプリンターを用意しておくと幸せになれると思いますよ~😁
そして、好きな物を沢山印刷していきましょー!もうチマチマとドローン用のパーツを買う必要なんて無いんです!
よろしくどうぞ~
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